【自宅で頭髪健康法】抜け毛の季節に。頭皮を元気にするためのコツ7選【仏ファッション誌『BIBA』オススメ】
2020年09月23日秋に抜け毛が多いのは、気のせいではない
秋は抜け毛の季節、とよく言われる。
朝起きたときに枕元に何本も毛髪がへばりついていたり、ブラッシングしたときに床に大量に落ちているのを見ると、思わず、キャーー!と叫んでしまうが、
ためしに検索サイトで「秋」と入れ、続いて「ぬ」までタイプしたら、即、「秋 抜け毛」と候補が出てきた。
気になっている人は少なくなさそうだ。
秋に抜け毛が多いと感じるのは、気のせいではないらしい。
動物に毛の生え変わりの時期があるのと同様、人間の髪も一年のうちで秋口がもっとも抜けやすいという。
夏の間、強い日差しや海水などにさらされた頭皮の疲れが抜け毛の原因になったりもするそうだ。
大量に抜け落ちた分、新しい毛もはえてくる仕組みになっているから必要以上に心配することはない、とのことだが、
抜ける分 > 生えてくる分
が続いたら……? そう思うとやっぱり不安だ。
ということで、日常のヘアケアで予防できる方法があればぜひ取り入れたいもの。
「秋の抜け毛」のお悩みは万国共通とみえて、ちょうどいいタイミングでフランスのファッションプレス『BIBA』誌に「家でできるカンタン頭髪健康法」が特集されていたので、さっそくご紹介しよう。
▼フランスのBIBA Magazine
【参考記事】
・Chute de cheveux saisonnière : nos astuces naturelles pour limiter la perte – Biba Magazine
・5 aliments pour renforcer les cheveux – Biba Magazine
【頭髪健康法①】グレープフルーツオイルでシャンプーをしてみる
まずは「グレープフルーツのエッセンシャルオイル」が抜け毛に効果的。
シャンプーを手にとったら、グレープフルーツオイルを2滴ほど垂らしていつものようにシャンプーする。3週間くらいすると効果が出てくるという。
シャンプータイムがグレープフルーツの香りに包まれて、アロマ効果もありそう。
【頭髪健康法②】エッセンシャルオイルでマッサージする
ヒマラヤスギ(cèdre)のオイル5滴とひまし油20滴を混ぜ、数分かけて地肌をやさしくマッサージすると、頭皮の健康を保てるという。
【頭髪健康法③】ビール酵母を食事に採り入れる
ビール酵母に含まれている亜鉛が抜け毛の防止に役立つ。
3度の食事のときに、料理に粉末状のビール酵母をひとつまみほどふりかける。こちらも3週間ほどで効果が現れるそう。
【頭髪健康法④】アーユルベーダの「ブラミ」で発毛促進を
ブラミはオオバコ科の植物の一種で、アーユルベーダではとくに記憶力の促進に使われている。
艶々した美しい黒髪を保っている女性が多いインドには、頭髪に効きそうな植物由来の療法がたくさんあるが、このブラミにも、地肌をいたわり、新しい毛髪の発育を促す効果がある。
粉末状のブラミにお湯を少しずつ混ぜてペースト状にしたものでヘアパックして、アーユルベーダ式ケアを。
【頭髪健康法⑤】「ひまし油」で地肌パックを行う
頭皮、毛髪関係に効く、といえば、やっぱりひまし油だ。
髪を丈夫にしたり、伸びやすくなったり、地肌も強化してくれる。
お休み前に地肌にすり込んで、朝シャンプーすると効果的。
ひまし油はかなりベタベタするので、地肌だけにつける感じで使うのがおすすめだ。
【頭髪健康法⑥】「オーティー(イラクサ)」のローションを使う
こちらは、日本ではあまり馴染みのない植物を使った方法なのでご参考までに。
オーティーはイラクサ科の植物で、ビタミンB、マグネシウム、鉄分が豊富に含まれている。
1リットルの水を沸騰させ、そこにフレッシュなオーティーの葉200g程度と、大さじ2杯程度のお酢を入れる。そのまま20分ほど煮出したあと漉したら完成。
さました後は冷蔵庫に保存して、シャンプー後の仕上げにこのローションで髪をすすぐ。
【頭髪健康法⑦】育毛に有効とされる栄養素を摂ろう
・亜鉛
・鉄分
・ビタミンE
……などが育毛にいいと言われている栄養素。食べ物から体内に取り込むのももちろん効果的だ。
卵や、オリーブオイルなどの植物性オイル、オメガ3が豊富なお魚、アーモンド、くるみなどのナッツ類はとくに育毛の心強い味方。
鉄分が含まれているチョコレートも髪に良いらしい。ただしなるべくブラックチョコがおすすめとのこと。
手間暇かかるケアだとついサボりがちになるけれど、いつものシャンプーにオイルを垂らしたり、おやすみ前に地肌に塗るくらいなら続けられそうだ。
ケアでも、食べ物でも、大切なのはふだんよりもちょっと意識して、そして実際にやってみること。
どうせ始めるなら、一日でも早い方がいい。
いつまでも健やかな髪をキープするために、さっそくトライしてみては?