筋トレって本当にメリットしかないの? 筋トレの「ヤバい噂」やデメリットはないのか検証してみた
2020年11月20日「筋トレはメリットしかない」とはよく聞く話です。筋トレ民の皆さんも同感だろうと思います。
しかし、それはいったい本当なんでしょうか? 確かめてみたことありませんよね。
そこで、今回は筋トレのメリットやデメリット、について検証してみました。
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男性・女性共通! 「筋トレのメリット」はこんなにある
男性・女性に共通の筋トレのメリットとしては、次のようなことが挙げられます。
・体格の変化
・有酸素運動の効果を上げる
・ストレス解消
・睡眠の質を上げる
・基礎代謝アップ効果
筋トレによって筋肉の量が増えて脂肪が落ちます。男性はたくましくカッコいい体型、女性はメリハリのあるボディラインになることができます。
また筋トレのあとに有酸素運動を組み合わせることで、有酸素運動の脂肪燃焼効果を高めることができます。同じ運動量でも脂肪が燃えやすく、痩せやすくなります。
筋トレをすると「幸福ホルモン」セロトニンが分泌される
そのほか、筋トレをすると「セロトニン」という脳内ホルモンが分泌されます。セロトニンは「幸福ホルモン」とも呼ばれ、精神を安定させる働きがあります。
さらにセロトニンは、睡眠ホルモン「メラトニン」の材料になり、睡眠の質も高まります。
そして筋トレで筋肉が増えると基礎代謝も高まります。しかし筋肉1kg当たりの1日の基礎代謝は13kcalで、それほど大きく向上することは望めないようです。
とくに男性への筋トレのメリット
とくに男性にとって筋トレがメリットになることとしては、男性ホルモン(フェロモン)が分泌されることが挙げられます。
フェロモンは男性が女性を惹きつけるときに大きな役割を担います。フェロモンが増えれば男性としての色気や魅力を異性にアピールできます。
そんなフェロモンが筋トレで分泌されるので、筋トレをしたら女性にモテるかもしれませんね。たくましい身体や安定したメンタルとの相乗効果が見込めそうです。
とくに女性への筋トレのメリット
筋トレによって、女性に多い悩みが解消されます。
・冷え性の改善
・美容効果
筋トレは冷え性の改善に役立ちます。筋肉が増えると血行が改善されます。とくに「第二の心臓」とも言われるふくらはぎの筋肉を鍛えると、血行改善効果があると言われています。血行が改善されると血行不良が原因の冷え性が改善されます。
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成長ホルモンの分泌で「若返り効果」も
さらに筋トレには美容効果も期待できます。筋トレを行うと成長ホルモンが分泌されます。
成長ホルモンは「若返りホルモン」とも言われています。成長ホルモンは代謝を促進するので、肌のターンオーバーの正常化につながります。また筋トレによる睡眠の改善もお肌の再生にプラスとなります。
【参考記事】
・「筋肉をつけて、冷えにくい体をつくる! -いつでも温めエクササイズ-」|温 the LIFE 漢方のツムラ
筋トレでテストステロンがドバドバ分泌される!
筋トレによって分泌される物質で注目されているのが、男性ホルモン「テストステロン」です。
男性のフェロモンの主な成分で、男性はもちろん女性にとってもメリットがあります。テストステロンには次のような効果があります。
・筋肥大を促進する
・集中力・意欲を高める
・動脈硬化・糖尿病を予防する
テストステロンは、筋肉や骨を発達させる効果があります。また物事への集中力や意欲・活力を生み出すことにも大きく関わっていると言われています。そのほか動脈硬化や糖尿病を予防する働きもあります。
そして、フェロモンのところでお話したように、テストステロンは男らしさを司る男性ホルモンです。男性にとっては、男性としての魅力がアップするかもしれません。
なお、テストステロンは筋トレだけでなく有酸素運動と組み合わせて運動すると、さらに分泌を促進させることができます。
テストステロンについてはこちらの記事もどうぞ。
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筋トレのメリットについての科学的根拠
ここまで見てきたように、筋トレにはさまざまなメリットがあります。
ごくごく一部ですが、ここで筋トレのメリットに触れた論文を紹介します。
【参考論文】
・「中高齢女性の体力、主観的幸福度および抑うつ度の改善に向けたレジスタンストレーニングの有効性について」|浅井英典, 藤本弘一郎, 大柿哲朗 – 日本生理人類学会誌, 2001
・「大学生におけるレジスタンス運動後の気分と唾液アミラーゼ活性の変化」|東浦拓郎 – 亜細亜大学学術文化紀要
これらの論文を読むと、先に述べた活力や意欲などメンタルヘルスの点においても筋トレ(レジスタンス運動)がプラスだと示唆されています。
【参考論文】
・「サルコペニア予防における運動と栄養摂取の役割 」|藤田聡 – 基礎老化研究, 2011
こちらの論文を読むと、筋トレにより筋量が増加して筋力および筋パワーが増加し、結果的に筋力や体力が向上するのがわかります。
筋トレのデメリットを検証する
では、筋トレにデメリットはないのでしょうか?実際の声をリサーチしてみると、デメリットとして以下のような例が挙げられています。
・お金がかかる
・服が合わなくなる
・免疫力が一時的に下がる
・肌が荒れる
筋トレそのものが身体や精神に直接マイナスになることはあまりないと言ってよいでしょう。それぞれ確認してみましょう。
筋トレはお金がかかります。本格的にやるほどかかります。トレーニング自体でも、ダンベルなどの器具の購入代やジム通いの費用などがかかります。
さらに筋肥大を第一に考えた食生活を送るとなると、食費やサプリメント・プロテイン代もかかります。
そうして筋肉がついてくると、それまで着ていた服が入らなくなったり似合わなくなったりすることがあります。
そのほか、激しい運動が粘膜免疫を低下させて上気道感染症が増えるという指摘があります。
さらにトレーニングそのものではありませんが、プロテインを飲むと肌荒れやニキビの原因になることがあります。
しかし総じてはメリットの方が多いのは間違いありません。
【参考記事】
・プロテインを美容目的で摂取!肌に良いのか?悪いのか?|プロテインの読みもの|Grong PROTAIN
それってホント!? 筋トレの「ヤバい噂」を検証
そのほか、筋トレにまつわる良くない噂を検証してみました。
Q:筋トレするとハゲる?
A:ハゲません
男性ホルモンが分泌されるので、薄毛にマイナスではないかという意見があります。
しかし筋トレをしてもハゲません。むしろ血行が良くなって髪質が良くなったという検証もあります。
ただし筋トレ後はじゅうぶんに栄養補給しないと抜け毛が増えやすくなるそうです。
Q:筋トレすると寿命が縮まる?
A:一般的な筋トレであれば縮まりません
ただし筋肉増強剤としてアナボリックステロイドを使用すると、さまざまな副作用があり健康被害の可能性があります。
肝臓や血液・心臓にマイナスの影響があるほか、発がん性があり白血病のリスクを有意に高めるとのことです。
Q:子どもの場合、背が伸びなくなる?
A:負荷が強すぎない限りなりません
トレーニングの負荷が強すぎなければ大丈夫です。
うさぎ跳びはマイナスなどと聞いたことありませんか? その他、ダンベルやバーベルを使ったトレーニングはNGです。
しかし適切な内容の筋トレなら、成長ホルモンが分泌されるなどむしろ成長にプラスだと言えます。
もちろんやりすぎは禁物。負荷や頻度に注意を
筋トレはいいことづくめ、やはりメリットの方が多いと言えます!
安心して筋トレに励みましょう。ただしそうは言ってもやり過ぎは禁物。負荷や頻度には注意しましょう。
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