噂の疲労回復法「下腿膝擦法」で副交感神経を優位に──疲れをスッキリ吹き飛ばす方法
2020年06月15日これまでの記事はこちら
圧倒的に副交感神経を優位にさせる「下腿膝擦法」
さて、新刊の『高岡式 超最強の疲労回復法』の第1章では、超最強高能力疲労回復法のメソッドを3つほどご紹介しています。
1つめは、「下腿膝擦法」。
2つめは、「全脳圧通法」。
3つめが、「腰仙揉溶法」です。
これらの回復法のアウトラインや考え方は、1回めの記事、2回めの記事で語ってきたので、この第3回めでは「下腿膝擦法」について、実際にやってみていただきましょう。
寝転がった状態で片方の膝を90度に立てて、その上に反対脚のふくらはぎをのせ、ダラ~とするのが超最強高能力疲労回復法のひとつ、「下腿膝擦法」です。
この「下腿膝擦法」の効能としては、第一に下半身の疲労をとる。さらに「冷え」も解消する。
むくみもとれて、夜、こむら返りを起こしやすい人は、その頻度の減少にも役立ちます。
そしてふくらはぎに滞留する血液や体液を強制的に循環させ、全身に還流させることで、循環機能を高めることに劇的なほど役立ちます。
これにはどんな有名な「神の手」と呼ばれるようなマッサージ師でもかないません。ここが重要なところです。
自律神経が「交感神経優位」から「副交感神経優位」に
しかもこれから紹介するいくつかのコツを、少しずつコツコツと覚えていくと、もう他人の手など及びもつかないほど、深い深い奥義を自分でラクに楽しく極めていって、やがてははじめてやったときに比べ、何十倍もの効果をえられるようになっていきます。
また自律神経や脳にまで即影響があって、脳の中で間脳を中心とした自律神経が交感神経優位から、副交感神経優位に強烈に変わっていきます。
副交感神経が働くと、穏やかに、ふわーっと、やさしい暖かい気持ちになっていくので、「強烈」という言葉は似合わないように思えるかもしれませんが、その効き目はまさに劇的といえるほどなのです。
これは科学的な実験をしてはっきりわかったことですが、この効果は通常使用しうるどんな向精神薬よりも効き目があります。
私たちが入手できる、副交感神経を働かせる向精神薬のなかで最大の効き目があるとされる薬よりも、この「下腿膝擦法」の方がもっと効くのです。
私たち運動科学者は、こうした疲労回復法などを開発するとき、薬剤よりも効果があるものを目指していて、薬よりも圧倒的にシャープに効く体操法が必ずできると信じて研究を進め、この「下腿膝擦法」をはじめとした超最強高能力疲労回復法を完成させたのです。
しかも、「下腿膝擦法」は、前述のとおり、体操法とも呼べないような軽微な運動方法ではあります。ですが、それが驚くほど効くのです。
(この続きは高岡 英夫先生の著書『高岡式 超最強の疲労回復法』でお楽しみください)
- 作者:高岡 英夫
- 発売日: 2020/6/9
- メディア: 単行本(ソフトカバー)