辛い食べ物は痔になりやすい!?早寝早起き・朝運動で便秘解消!?~おなかと肛門を守る簡単習慣7選~
2023年05月29日生活習慣はおなかの調子に直結することも多く、おなかの調子が悪くなると痔など肛門のトラブルも一緒に現れることもあります。では、そもそも生活習慣を整えるにはどうしたらいいのか。よく聞く「自律神経」やあまりなじみのない「低FODMAP(フォドマップ)食」など身体の調子を整えるキーワードを解説し、おなかと肛門のトラブルを未然に防ぐ方法をご紹介します!
おなかと肛門を守る方法7選
生活習慣に一工夫することで排便機能や心が整いおなかと肛門のトラブルを軽減することができます。仕事中に意識できること、食事法、温水洗浄便座の注意点などほんの少し意識を変えることでトラブルの少ないおなかや肛門のゲットに近づきます。今日からあなたも〝整いライフ″を送ってみませんか。
①排便時にいきみすぎない
お腹に力を入れて排便を促す「いきみ」。排便時に多くの人が行っていますが、過度にいきみすぎた場合や長時間のいきみは肛門に強い圧がかかり、毛細血管の集まった部分が鬱血して腫れたり切れたりします。
過度ないきみは痔や脳卒中、心筋梗塞の原因にもなりかねないのです。
強いいきみや長時間のいきみを生んでしまう要因の一つに便秘が挙げられます。
便秘によるいきみを防ぐためには、便秘をならない生活を心掛けるほかに「前傾姿勢での排便」で直腸から肛門へのルートをまっすぐにしてあげることも大切です。
また、長時間のいきみを避けるためにも排便時間は「3分程度」を目安にしてみてください。
過度ないきみを避けるために腸内環境を健康な状態に保ち便通をよくすることで肛門の負担を減らしていきましょう。
②刺激の強い食べ物は控える
「辛いものを食べると痔の原因になる」という噂は本当で、辛み成分であるカプサイシンが粘膜を刺激していることが理由です。
カプサイシンは腸内でほとんど消化・吸収することができず、そのまま排泄されます。
その際、粘膜が炎症を起こし、痔になるリスクを上げてしまうのです。
予防するためには腸への負担を軽減するため、早食いや暴飲暴食、就寝直前の食事を避けるなど、便秘や下痢のリスクを減らす必要があります。
加えて、成人は1日2リットルの水分が必要と言われており、こまめに飲む水分補給が便の水分量を保つのに効果的です。
また、辛いもの以外だとアルコールも粘膜を傷つける刺激物となりうるのでどちらも過度な摂取には注意するようにしましょう。
③30分に1回は別の姿勢をとろう
長時間同じ姿勢でいることも痔へのリスクを高める要因です。座り姿勢だけでなく、立ちっぱなしの状態も血行不良を起こしやすく、肛門の内側が鬱血して痔になるリスクが高くなります。
また、腹部にかかる圧力も肛門に負担がかかります。ウエイトトレーニングや金管楽器の演奏、乗馬などにも気を付ける必要があります。
肛門への負担を減らすためには、お尻の血流を妨げないことが大切です。
例えば、在宅ワークが増えた影響で座る時間が増えた人もいるでしょう。座り姿勢が続く場合には、円座クッションを使用することで、おしりの血流を妨げずうっ血や痔の予防につながります。円座クッションはすでに痔を患っている人が使用する印象が強いですが、発病の予防にも役立ちます。
そのほか休憩時間に軽い運動したり、30分に一度は別の体勢をとるなど適度に体を動かすことも大切です。