「あずき」ってすごい!~健康に欠かせない効能がたっぷり摂れる健康食品~
2023年08月18日便秘解消
あずきには不溶性食物繊維が多く含まれており、含有量はあずき100gあたり17.8gなんです!
その量はなんとごぼうの約5倍、さつまいもの約9倍にもなります。
食物繊維は小腸で分解されずに大腸まで届き、便の量・水分を増やし、便が腸内にとどまる時間を短くしてくれます。
さらに女性が1日に摂取するべき食物繊維量は18g以上とされているため、あずきだけでほぼ1日分の食物繊維を含むことになるんです。
※食物繊維には水に溶ける水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があり、形状や働きが違うので、水溶性食物繊維もバランスよく摂取してくださいね。
また、あずきにはオリゴ糖も多く含まれ、腸内の悪玉菌の増殖を抑え、善玉菌を増やすので、私たちの腸管免疫の働きを高め、老化防止にもつながります。
加えて有害な重金属や発ガン物質を体内から除去するデトックス効果もあります。
食物繊維はあずきを茄でることによって5割以上も増加します。
これはあずきに含まれるデンプンが、茄でることにより人の消化酵素で消化されにくい食物成分である難消化性デンプンに変化したからだと考えられます。
便秘にお悩みの方は、まずはゆでたあずきを食べることをおすすめします。
アンチエイジング
あずき100gあたりにポリフェノール含有量が300〜600mgと赤ワインの1.5~2倍!
ポリフェノールには抗酸化作用があり、シミやシワの原因となる紫外線、またストレスなどが増やした活性酸素を消去する力があります。
そのため、ポリフェノールを摂取することによって老化を防ぎ、若々しく美しい体を守ることができます。
貧血予防
あずきには鉄分も含まれます。その含有量は100gあたり5.4mgです。
鉄分は赤血球中のヘモグロビンの主成分であり、血液を造るうえで必要不可欠で、不足すると酸素が全身に行き届かなくなります。
顔色が悪くなったり、集中力や記憶力の低下、めまいや立ちくらみ、疲れを感じやすくなるなどの貧血症状が現れます。
生理があり、貧血を起こしやすい女性にとっては、必要不可欠な栄養素なのです。
また、鉄はビタミンCと一緒に摂ることで吸収率が良くなります。フルーツなどと合わせて摂ることで貧血を防ぐ効果が高まるので女性にぴったりな食材と言えます。
コレステロール低下
あずきの外皮に含まれるサポニンは、コレステロールや中性脂肪の増加を防ぎ、血糖値の上昇を抑え血液の流れを良くする働きを持ちます。
動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞の予防にも役立ちます。
代謝UP
ビタミンB1が、炭水化物の代謝過程で必要な酵素の働きを助ける補酵素の役割を担っています。
体内でビタミンB1は合成することができず、不足すると炭水化物の代謝がスムーズにいかず、疲れの原因である糖質の副産物ピルビン酸や乳酸が蓄積されやすくなってしまうのです。
あずきからビタミンB1が摂ることで、糖質の代謝を促進し疲労を回復する効果が見込めるのです。同様の作用により夏場に摂取することで夏バテや冷え性改善にも効果的です!
さらに肝臓に負担をかける有害物質を解毒させる働きを持つため、二日酔いの解消にも役立ちます。
ビタミンB1のほかにB2、B6などのビタミン類が豊富に含まれているのです。
ビタミンB2は脂質の代謝、動脈硬化や老化を進行させる過酸化脂質の分解を助けてくれます。
さらに皮膚・爪・毛の成長を促す効果もあり、漢方医学では皮膚病の治療にあずきを食べることが推奨されているそうです。
ビタミンB6は、タンパク質の代謝、神経の働きやホルモン調節に役立ちます。
高血圧、むくみ予防
バナナがカリウムを含む食材として有名ですが、実はあずきはカリウムが豊富です。その量は100gあたり1500mgとバナナより多くのカリウムを含むのです!
高血圧を防ぐには、ナトリウムとカリウムをバランスよく摂ることが重要になってきます。
塩分を摂り過ぎると細胞外(血中)にナトリウムが増え、血管の細胞が敏感に反応して高血圧を引き起こすといわれています。
こうした塩分の摂りすぎを抑制してくれる効果がカリウムにはあるので摂取が望ましいとされています。
また、カリウムによる利尿作用を促進し、余分な塩分の排出を手伝ってくれるのでむくみも防いでくれます。
ダイエットの天敵でもあるむくみを解消してくれるのは女性にとってうれしい効能ですね。