【A型にオススメの朝食は?】高タンパク低カロリーの「スクランブル豆腐」!
2020年10月14日日本でもっとも多い血液型は、日本人の約4割を占めるA型です。
農耕民族がルーツと言われ、穀物や野菜などの「植物性の食材」の消化・吸収の効率が良いという傾向を持っています。
このため、朝食に植物性の食材を多く摂取すると日中のパフォーマンスが高まります。しかし、肉類や乳製品の消化は苦手なので、食べる際には注意すべきポイントも。
そんなA型の最適な食事傾向について、遺伝子や血液タイプに合わせた食事を提案する人気フードトレーナー、「みとまり」こと三戸真理子さんにアドバイスをいただきました。
【みとまりの3ポイントアドバイス】
- ポイント1 得意な食材は穀物、大豆、野菜などの「植物性食品」
- ポイント2 苦手な食材は肉類、乳製品などの「動物性食品」
- ポイント3 朝食には豆腐などの「植物性タンパク質」を取り入れよう
穀物や野菜など植物性の食材が得意
みとまり:A型は、O型の次に発生した血液型とされています。ルーツは新石器時代に現れた農耕民族と考えられ、彼らは米や小麦などの穀物を育て、木の実や野菜を採集して食べていました。この名残から、A型は穀物、大豆、野菜、果物と相性が良い傾向があります。
なかでも一番の特徴は、炭水化物の消化・吸収が得意であることです。朝からごはんを何杯も食べられる、という人も少なくありません。米に含まれる炭水化物は重要なエネルギー源なので、ほかの血液型よりもエネルギーの生産能力が優れていると言えそうです。
ただし、炭水化物は一度に多くの量を食べると、血糖値が急上昇して脳の働きが不安定になる恐れがあります。また、炭水化物中心の食生活が続けば、糖尿病の発症リスクも上がってしまいます。そこで、炭水化物と同じく得意な食材である野菜も一緒に食べましょう。
野菜に含まれる食物繊維は、腸内などで糖質の吸収を抑える働きがあり、血糖値の急上昇を抑えてくれます。とくに、野菜から先に食べる「ベジファースト」を実践することによって、血糖値上昇を抑える効果が高まるので、ぜひ試してみてください。
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肉類や乳製品など動物性の食材は苦手
みとまり:植物性の食材全般を得意とするA型ですが、対照的に動物性の食材は苦手です。
牛、豚などの肉類や乳製品などを消化する酵素がほかの血液型に比べて少ないので、タンパク質や脂質を摂取する際は、肉よりも魚、さらに魚よりも大豆などの植物性からとるようにしましょう。
もちろん、あくまでも「傾向」の話ですので、肉類を摂取していただいても構いません。しかし、大量摂取は消化・吸収がスムーズに進まず、体に負担を掛けてしまうかもしれません。量を控えめにする、鶏のササミや胸肉など脂質の少ない肉を選ぶなどを心掛けてください。
良質な植物性タンパク質の「豆腐」をメインに
みとまり:植物性の食材が得意で、動物性の食材が苦手なA型の朝食は、植物性タンパク質と野菜を組み合わせがお勧めです。そのなかでも今回は「スクランブル豆腐」をご紹介しましょう。豆腐は良質な植物性タンパク質を豊富に含んでいるため、A型は積極的に食べたい食材です。そして、タンパク質の消化・吸収を助けるタマネギや葉物野菜と組み合わせることによって、栄養素を効率的に摂取できます。
さらに、味付けのターメリックもポイントです。ターメリックは伝統医学では薬として扱われるほど栄養価が高く、肝機能や消化機能を高める働きがあります。また、スパイスの刺激が味覚に満足感を与えてくれるので、塩の量を減らしてもOK。味気なさを感じることなく減塩効果も得られます。
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「スクランブル豆腐」の作り方
【材料 2人分】
・木綿豆腐 1丁 ]
・オリーブオイル 適量
・塩 適量
・好きな野菜 お好みで(※)
・キノコ お好みで(※)
・ターメリック、カレー粉 適量
※今回はタマネギ1/2(粗みじん切り)、ホウレンソウ50グラム、シメジ1/2パックを使用しています。
①フライパンにオリーブオイルを熱し、カットした野菜、豆腐、キノコを入れて崩しながら炒める
②豆腐の水分が飛んだら、塩とターメリック(またはカレー粉)を入れて味を調える調える
消化しやすいヴィーガンメニュー
みとまり:「スクランブル豆腐」のように植物性の食材だけで構成されるメニューを「ヴィーガンメニュー」と呼びます。胃に入ったときに消化しやすく、エネルギーをあまり費やさずに済むので、朝食だけでなく食欲がないときやダイエット時にも重宝します。朝から野菜を切るのが面倒という人は、前日や休日などにカットしておき、冷凍保存しておくと便利ですよ。
▲アマランサス
みとまり:これだけでは物足りないという人は、もちろん得意な食材である炭水化物を追加しても構いません。ちなみに、ごはんを食べるならば、米と一緒に「アマランサス」という穀物を炊いたものがお勧め。アマランサスは、ビタミンB群やマグネシウム、カリウム、亜鉛、鉄分など多様な栄養素を豊富に含み、タンパク質や炭水化物の吸収を助けるほか、ダイエットや美肌効果などにも期待できるスーパーフードです。
(調理撮影:松本晋平)
フードトレーナー みとまり(三戸真理子)
福岡県出身。学生時代よりスポーツ医学を学ぶ。 2008年よりドイツ、アメリカなどでパーソナル栄養学の現場修行、および血液栄養の研究に携わる。2014年、フードトレーナーとして独立。プロフェッショナルのパフォーマンス向上に繋がる食事の提案を得意とし、栄養分析、エネルギー分析なども行いながら、日本初の、遺伝子や血液タイプに合わせた食事の提案も行う。ポジティブで、パフォーマンス良く、健康であり続けるための食事を、予防医学の観点からアプローチしサポートしている。プロサッカー選手(Jリーグ所属)やオリンピック競技者、女優、モデル、経営者の方々へ、ライフスタイルに合わせたパーソナライズされた食生活を提案。その他、スポーツ関連企業のコンサルティング、お弁当やお菓子の商品開発のサポート及び監修も行う。
著書『10代スポーツ選手のためのパーソナルフードトレーニング』(カンゼン刊)
HP:みとまり
Instagram:@mitomari.food
【話題の本】
『パーソナルフードトレーニング 10代スポーツ選手のための 最先端の栄養学に基づく新しい食事バイブル』
- 作者: 三戸真理子(みとまり)
- 発行元:カンゼン
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