「老ける男性」と「老けない男性」の違いとは──週2回のセックスと赤いオープンカーがアンチエイジングに効果的!?
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「老ける男性」と「老けない男性」の違いとは──週2回のセックスと赤いオープンカーがアンチエイジングに効果的!?

2020年09月28日

40〜50代男性で、性欲の低下やED(勃起障害)抑うつ感や落胆、不安、疲労感といった症状の経験を持つ人は、もしかすると「男性更年期障害」かもしれない。

 

3回めとなる今回は、前回までにで医学博士・平澤先生に解説してもらった重要な男性ホルモン「テストステロン」を、日常生活の中でどう維持していくか、その実践法について見ていきたい。

 

 

インタビュー

平澤精一(ひらさわ・せいいち)

医師。日本医科大学卒業。日本医科大学大学院医学研究科にて医学博士号取得。日本医科大学付属病院、三井記念病院などの勤務を経て、1992年に「マイシティクリニック」を開業、現在は新宿区医師会会長も務める。健康寿命に深くかかわる「テストステロン」の研究者として、「熟年期障害」の治療、高齢者の健康を守る取り組みを数多く実践している。著書に『枯れない男になる30の習慣』(幻冬舎)、『熟年期障害』『長生きの切り札! 亜鉛チャージ健康法』(アスコム)など。

ホームページ:新宿マイシティクリニック

 

サイクリングは男性機能を減退させてしまう?

 

平澤:男性機能の維持のために大事なホルモン「テストステロン」の量を減らさないために、日常レベルからどこを注意すればいいか。普段から簡単に改善できる習慣10カ条をご提案しています。例えば以下、ちょっと気にしてみて欲しいんです。

 

 

①スポーツタイプの自転車には乗らない

②ビールは1日1缶だけ

③熱い風呂には週1回入る

④タバコとは無縁の生活を送ること

⑤寝る1時間前からPC・スマホは電源を切る

⑥エレベーターやエスカレーターは使わない

⑦女性が多い習い事に通う

⑧目立つ色の愛車を持ち、いつもピカピカにしておく

⑨「締めのラーメン」は一切やめる

⑩朝はよく食べ、夜は控えめに

補足⑪「週2回はセックスをする」

 

──①〜⑥は日常習慣、⑦⑧は趣味、⑨⑩は食生活に関することですね。それぞれ、解説していただけますか。

 

平澤:まず①の「自転車には乗らない」。最近のコロナ禍で自転車通勤が推奨されているかのような風潮だですが、ロードバイクのようなスポーツタイプの自転車を前傾姿勢のまま長時間乗っていると、前立腺を圧迫して、男性機能を減退させてしまうんです。

 

──前立腺を圧迫すると、男性機能の低下につながると……。

 

平澤:男性機能が落ちれば、テストステロンの分泌にも影響を及ぼします。精子の運動が鈍り、EDにもなりかねません。運動不足解消のために通勤時間を利用して自転車に乗っていることで健康に良いことをしているようで、じつは意外な落とし穴なのです。

 

 

──②のお酒は控えめに、というのはわかるのですが、③の「熱い風呂には週1回だけ」というのは?

 

平澤:まずは普段からシャワーではなくゆったりと浴槽につかっておいて、血流やリンパの流れを促進しておきます。ここにさらに週1回、熱目の風呂に入ると血流がさらに良くなる。オススメは42℃以上、時間は10〜20分。慣れないうちは熱いでしょうが、効果はありますよ。

 

──なるほど、血行を良くしておくことが大事なんですね。



「老けない男」になるために。赤いオープンカーに乗るとテストステロンレベルが上がる!?

 

平澤:それと⑧は「愛車は目立つ色、いつもピカピカ」も大切です。車は男の誇りであり、いい車に乗るのはステイタス。男性にとってはどんな車種でも「城」であり、「縄張り」であることに変わりありません。

 

 

──男性として「見栄を張る」のもテストステロンの増加にいいと。

 

平澤:なにより、目立つ車を運転することによってテストステロンが増えます。これは科学的な研究データもあるんです。ファミリーカーに乗ったグループと、スポーツカーに乗ったグループのテストステロンのレベルを比較・測定したところ、後者の方がテストステロンのレベルが明らかに高かったというのです。

 

 

──派手な車に乗ると、気分も高揚しそうです。

 

平澤:昨今は若者の車ばなれが進み、免許さえ取得しない方が増えていますが、これなどは日本人男性の草食化の象徴といっていいでしょうね。40〜50代男性なら、真っ赤なポルシェのオープンカーに乗るくらいの方がテストステロンのためにはいい。

 

──ポルシェのオープンカーに!

 

老けないために、週2回はセックスをする

 

平澤:また他の項目にも注意して欲しいんです。これは健康維持や生活習慣病の防止の常識でもありますが、④の喫煙は百害あって一利なしですし、⑤は早寝を心がける、⑥は適度な運動で、⑨⑩は食事や栄養を考えるうえでの当然の注意点です。ですが、これが簡単なことに見えて、なかなかできない……。

 

 

──たしかに、「先生、簡単にいいますけど、それがなかなかできないんです……」と言いたくなります。

 

平澤:しかし考えてほしいのですが、コロナによって外での会食や飲み会は激減しています。お酒を飲む機会が減っているわけですから、②④⑤⑨⑩などは心がけ次第でできるはず。コロナという災い転じて福と為す、いい機会と捕らえてはどうでしょう。

 

 

──さらに先生は、補足⑪「週2回はセックスする」を、掲げていらっしゃいますが。

 

平澤:週2回のセックスは理想です。しかし、その理想を実現するために①〜⑩があるといってもいいでしょう。理想を実現するのに近道はありません。地道にコツコツと①〜⑩を実践することが大切です。

 

 

「老けない効果=抗酸化作用」を期待できるアスタキサンチン、ビタミンC

 

──なにかサプリなどで「枯れない男」「老化を防ぐ」手立てはないものでしょうか。

 

平澤:ネット通販では「老化を防ぐ」などと銘打って販売されているものもありますが、しっかりと効果を実感できるかといえば、疑問符がつかざるを得ないものも少なくありません。では、どのサプリを選べばいいのか。まずサーモンの赤身、エビやカニなどの赤い甲羅に含まれている成分、アスタキサンチンは老化予防の効果が実証されているといえます。

 

 

──アスタキサンチンですか。

 

平澤:人は酸素を取り入れると一部が体内に残ってしまい、これが過剰になると健康な細胞を傷つけ、疾病や老化原因になりかねないのですが、アスタキサンチンには、その活性酸素を消してくれる抗酸化作用があります。厳密にいえば、抗酸化力は40〜50代になると、20〜30代の約70%に低下してしまうので、アスタキサンチンがその力を補ってくれるということです。

 

──は40代以上になると、抗酸化力がそんなに衰えてしまうんですね。シミやシワができやすくなるというか。

 

平澤:また、アスタキサンチンはビタミンC不足による抗酸化物質の低下も補ってくれます。ビタミンCは本来、1.5gほど身体に存在するのですが、喫煙者はタバコを1本吸うだけで、500gのビタミンが消えて失くなってしまいます。
つまり、3本タバコを吸えばゼロになるということ。喫煙者の方がコロナにかかると重篤化しやすいと言われているのは、体内のビタミンCがほぼ皆無で、ウイルスへの抵抗力が低いのも一因と思います。普段からタバコは吸わず、アスタキサンチンなどの摂取で抗酸化物質を補えば、抵抗力は増してくる。

 

──やはり喫煙は百害あって一利なしですね。

 

平澤:その他にも、例えば何か大きな音にビックリしたとしましょう。人間は1度驚くとストレスを感じ、それだけでビタミンCが500mgも消費されてしまうと言われています。これはレモン25個分のビタミンCです。

 

 

 

──驚いただけでそんなに失われてしまうんですか。

 

平澤:ビタミンCには活性酵素を除去してカラダの酸化を防ぐ働きがあります。またビタミンC不足になると、老化を早めてしまうことも研究でわかっています。
「抗酸化物質」であるビタミンCやその6000倍の抗酸化力をもつアスタキサンチンなどの摂取は、疾病予防効果や老化予防の効果が見込めると言っていいでしょう。

 

【参考記事】

・ビタミンCが足りないと老化が進む!?|地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター研究所

 

・・・

 

それでは、枯れない男になるための復習をしておこう。

 

・普段からテストステロンの維持・上昇を意識した生活を送る

・積極的に亜鉛を摂取する

・抗酸化物質であるビタミンCやアスタキサンチンを適切に摂る

 

そして、なによりも本稿で紹介した「日常生活改善の10カ条」を実践すること。

 

さあ、活力に満ちた生涯現役の男を目指そうではないか!

 

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