世界的コメディ番組『Mr.ビーン』が新型コロナウイルス感染予防のための啓発アニメを公開!
2020年07月01日Rowan Atkinson as “Mr. Bean” during “Mr. Bean’s Holiday” Berlin Photocall at Adlon Hotel Berlin in Berlin, Germany. (Photo by Anita Bugge/WireImage)
世界の80人に1人がフォローする、あの大ヒットコメディ番組がWHOとコラボ
みなさんはこの男の顔を覚えていますか?
That wasn’t scary 🙄 #mrbean pic.twitter.com/IG8dZQo3hF
— Mr Bean (@MrBean) March 24, 2019
そう、彼の名前はMr.ビーン。
『Mr.ビーン』は1990年から1995年まで放映されたイギリス発のコメディーショウ。
日本では、NHKでの深夜の時間帯の不定期放送だったにもかかわらず、主役を演じたローワン・アトキンソンの不敵な表情と、いたずらっ子のまま大人になったようなキャラクター、そして、モンティパイソン譲りの、ちょっとブラックながら、とぼけたギャグセンスで大人気となりました。
誕生から30周年を迎える今年、その『Mr.ビーン』が、WHO(世界保健機構)とコラボレーション。
なんと、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染対策の啓発広告アニメとして帰ってきたのです。
『Mr.Bean’s essential COVID-19 check list』(Mr.ビーンの重要なCOVID-19チェックリスト)と題された30秒少々のアニメでは、Mr.ビーンが、あの独特の声と動きで、COVID-19から身を守るためのポイントを紹介しています。
内容は……
・手をきれいにして顔を触らないこと ・他人と1メートルの距離をとること ・ご近所の人とは親切に付き合うこと ・カラダの変化に注意して、必要なら医師に連絡、アドバイスに従うこと
と、じつにシンプル。
これなら小さい子供でも一度で覚えられます。
YouTube公式チャンネルでは「Stay Safe」な再編集バージョンも
なんでもこのPSA(公共広告)の企画は、Mr.ビーン役を務めたローワン・アトキンソンの呼びかけから始まり、ドラマの脚本を共同執筆したリチャード・カーティスが立ち上げたNPO「プロジェクトエブリワン」がコーディネーションを担当したそう。
(Mr.Bean Facebook公式ページより)
余談ですが、初放映から30年、その間の映画やアニメ化を経て、『Mr.ビーン』は世界的な人気者に。
Facebookのフォロワー数がおよそ9,500万人、YouTubeの公式チャンネルの登録者数が2,000万人を超えているのですから、相応の影響力はありそうです。
とはいえ、30秒ちょっとのこのCMだけでは、食い足りないのが正直なところ。
そんな向きは、You TubeのMr.Beanチャンネルにアクセスして、#StaySafeWithBean とタグづけされた動画をチェックしてみてください。
これまで放映された番組からえりぬきのシーンをピックアップ。
COVID-19の流行下でありながらも、どんなことをすれば穏やかに毎日を過ごせるか、ニヤニヤしながら学べる再編集バージョンが公開されています。
いやはや、コメディって楽しい。
「笑い」ってやっぱり、最強の健康法ですね。
(Photo:Getty Images)