ブルーライトと上手に付き合おう!~目や心身を守るあれこれを知って仕事も趣味も快適に過ごす~
2023年07月26日ブルーライトはなぜ悪影響なのか
ブルーライトは健康を維持するためには必要な光であると説明しました。
しかし、パソコンやスマートフォンの普及による暴露量の増加や、浴びる時間帯によっては人の体に影響を与えてしまいます。
目への影響
ブルーライトを目に長く浴び続けると、目の疲れなどがあらわれることがあります。
これは網膜や角膜上皮細胞に影響を与えることによるものです。
角膜上皮は、本来であれば5〜7日のサイクルで新しい細胞に生まれ変わっていますが、ブルーライトを浴びることで通常のサイクルが乱れ、新陳代謝が遅れてしまう可能性があるのです。
そのために光がチラついてまぶしく感じたり、目の疲れを感じたりすることがあります。
また、ブルーライトがエネルギーの大きい光であることも、目が疲れる理由のひとつとされています。
光のエネルギーは、波長が短いほど大きくなります。
ブルーライトは可視光線の中では最も波長が短い=エネルギーが大きい光である ということが、目を疲れさせる原因のひとつであるといわれています。
心身への影響
長時間のパソコンやスマートフォンのブルーライトによって、以下のようなことが引き起こされます。
・頭痛や肩こり
・睡眠リズムの乱れ
・睡眠不足にともなうイライラ感
太陽光のブルーライトは良い影響を与えてくれますが、電子機器などのブルーライトを浴びると体が目覚めてしまい、睡眠リズムが崩れてぐっすり眠れなくなったり、翌朝の目覚めが悪くなったりすることがあるのです。
このような理由から寝る前にスマホやパソコン画面を見るのを控える方がよいといわれているのです。
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