【保湿・美白・エイジングケア】化粧品に配合されている美容成分を徹底解説
2023年08月29日肌のお悩み&役割別 美容成分一覧
ここからは、肌のお悩み別にオススメの美容成分の役割や特徴について解説していきます。
保湿成分
保湿成分は、肌の乾燥を防いで肌に潤いを与える役割が期待できます。肌の潤いとは肌表面の水分量のことで、年齢とともに減少していくのが特徴です。肌には本来、保湿成分であるNMF(天然保湿因子)と油分である皮脂、細胞間脂質などが備わっています。しかし、洗顔のしすぎや加齢などの影響でこれらの成分が減ると、水分が蒸発しやすくなり乾燥の原因になります。乾燥状態の肌に水分を与えて潤いをキープするのが、保湿成分の役割なのです。
ヒアルロン酸
ヒアルロン酸は1gで2~6リットルの水分を抱え込むことができる保湿成分です。元々は肌の真皮にあるもので、水分をたっぷり含んでクッションのような役割を果たしています。そのため、ヒアルロン酸が減ると肌のハリや弾力が低下してしまいます。原料としてのヒアルロン酸は粉状ですが、化粧品に配合しやすいよう1%水溶液が原料として販売されています。バツグンの保水力とトロリとしたテクスチャーが特徴です。
セラミド
セラミドは特殊な脂質の1つで、角層内部の水分を挟み込んでとどめる性質を持ちます。水にもなじみやすく、肌のバリア機能を強化してくれるのが特徴です。化粧品に配合されるセラミドは、動物から得られる動物型と人にあるセラミドの構造に似せてつくったヒト型、植物型セラミドや合成でつくられる疑似型セラミドがあります。
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