糖質をゼロにして、脂をたっぷり摂る──噂の「断糖高脂質食ダイエット」の驚くべきメソッドとは【金森式】
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糖質をゼロにして、脂をたっぷり摂る──噂の「断糖高脂質食ダイエット」の驚くべきメソッドとは【金森式】

2020年09月04日

「有酸素運動はよくありません」

――運動もしなくていいということですが……。個人的には運動はきちんとしたい方なのですが。

 

金森:食事改善で痩せるメソッドなので、特に運動する必要はありません。もしも運動をしたい場合、負荷運動は問題ないですが、有酸素運動はよくありません。有酸素運動っていうのは、かなり大量に酸素を取り込むので、そうすると体が酸化、つまり錆びるんです。たとえば鉄って酸素と結びついて錆びるわけじゃないですか。カラダにも同じことが当然、起きてますよ。マラソン選手って、老化が早くなってしまう人が多いでしょう。

 

――さすがに有酸素運動がカラダに良くないとは……これまで酸素が体に悪いなんて考えたことはなかったです。

 

金森:健康であるため、長寿であるための全体像ってもっと広大なんですよ。人類学のことを話し出すとものすごく長くなりますけど、そもそも人間の食性は何だったのかということ。今までも人類学者の島泰三さんなんかは、骨髄主食仮説(※)で、人間は本来は骨が主食だったと言ってたんだけど。

(※)骨髄主食仮説……農耕の始まる前のヒトの本来の主食は骨髄と脳だったとする学説

 

【参考記事】

Study finds prehistoric humans ate bone marrow like canned soup 400,000 years ago | Phys.org

 

――骨髄主食仮説?

 

金森:農耕が始まる前の人類は、何を食べていたのかという話です。肉を食べてたらライオンに襲われるし、人間が素手でライオンに向かって勝てるわけがないですから、肉ではないだろう。
では肉食獣の食べ残しの肉を食べていたのかというと、それも難しい。そんなことをしていたらハイエナに襲われてしまう。鉄器じゃなく、石器の時代にひ弱な人類がハイエナやハゲタカにかなうわけがない。だからヒトは骨と骨髄を主食にしていたんだろう、という仮説を立てたんですね。

 

 

――骨と骨髄が人類の主食ですか、にわかには信じがたい話ですが……。

 

金森:ところがイスラエルの洞窟で、人類が動物の骨髄を食ってたっていう証拠が出てきたもんだから大騒ぎですよ。骨髄って、常温で保存しても9週間保つんです。つまり骨自体が天然の缶詰なんですね。それを食べていたという証拠が発見されたんです。人の主食は骨だった。だから現代の人が便秘するのは当たり前で、それは野菜を食べるから。

 

【参考記事】

・Mystery of 2-million-year-old stone balls solved | Live Science

 

――えっ、野菜を食べると便秘になる? それは意外です。

 

金森:なぜって、草食動物のウシやヒツジと違って、人間の腸の長さは肉食動物並みの短さなんですよ。腸が短いのに食物繊維を摂っちゃうから、便秘になる。僕に言わせると、野菜は摂っちゃダメ。逆に現代人は骨を食べてないから、マグネシウムが足りない。ちなみに我々は完全肉食メニューに変えてから、誰も便秘していないですよ。マグネシウムを摂ってるから。だから僕は、野菜も食べません。

 

 

糖質は徹底的に排除する。積極的にたっぷりと脂質を摂る。野菜は食べる必要がない――。

「食事はバランスよく」を常識としてきた人からすると、かなり過激な考えに聞こえるのではないだろうか。

 

一方で、ネットで断糖高脂質食を実践する多くの人たちが具体的に「10キロ痩せた!」などの成果を出していることも事実。

また、断糖高脂質食に興味を持ったとしても、具体的にいったいどうやって、どんな料理を食べればいいのか、なかなか悩ましいところ。

金森重樹氏の著書「運動ゼロ空腹ゼロでもみるみる痩せる ガチ速“脂”ダイエット』(扶桑社)には、牛脂を使った断糖高脂質レシピが数多く掲載されているので、気になった方はぜひチェックをどうぞ。

次回の最終回(第3回)に続きます。

 

▼第3回はこちら

 

・・・

 

【話題の本】

運動ゼロ空腹ゼロでもみるみる痩せる ガチ速“脂”ダイエット

  • 作者: 金森重樹
  • 発行元:扶桑社
  • 発売日: 2020/7/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

 

※文中で紹介している食事法については金森重樹氏が論文や学術書、実体験から得た見解です。健康のために食生活・生活習慣を変える際には、医師に相談したうえで行ってください。



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