出血、いぼ、かゆみ…人に相談しづらい肛門のトラブル|6つの症状からおしりの悩みを解決
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出血、いぼ、かゆみ…人に相談しづらい肛門のトラブル|6つの症状からおしりの悩みを解決

2023年05月26日

うんちを漏らしてしまう「便失禁」

うんちを我慢しようとしても、肛門から漏れ出てしまう状態を「便失禁」を言います。
便意をまったく感じていないにも関わらず、自分の意志とは関係なく漏れ出てしまう「漏出性便失禁」と突然の強い便意が我慢できない「切迫性便失禁」の2種類があり、日本には約500万人の患者がいると推測されます。
原因としては、肛門の締まりが緩くなることとされていて、加齢によって肛門周囲の括約筋が衰える「内肛門括約筋の機能低下」、手術・けが、出産などで筋肉や神経が破損する「肛門周囲の筋肉や神経の損傷」、「直腸・肛門の病気」や「糖尿病・過敏性腸症候群」などが考えられます。
治療法は、原因により異なりますが、肛門括約筋や肛門挙筋などの骨盤を支える骨盤底筋郡を鍛えることで、肛門を占める力を強化することや仙骨神経を刺激する埋込式の装置を使用し、うんちの漏れを少なくする方法などがあります。
特に出産後の女性は下半身へのダメージが非常に大きく、6~8週間は腸の機能が低下しやすいです。通常、約1か月前後で回復しますが、回復しない場合には医療機関に相談しましょう。